こんにちは、モーリーです
今年のブリーディングのターゲットのひとつとして掲げていたオトシンネグロですが、ようやく「育成の節目」と呼べるタイミングを迎えました(およそ90日目なのは2回目と3回目が混ざった個体たちで、1回目の1匹残った個体は120日目になります)
学生時代に挑戦して失敗した経験があるだけに、今回の成功は自分でも驚くほど嬉しい出来事になっています
思い返せば、最初の産卵では卵がカビてしまうという、ブリーダーなら誰もが一度は経験する“悲劇”からスタートしました。しかし、そこからの巻き返しが本当にドラマチックでした。2回目の産卵では1匹だけが生き残り、そして迎えた3回目。なんと20匹以上の稚魚が順調に育ち、5ミリほどのサイズに到達したのです。今年のアクアリウム活動の中で、間違いなく一番嬉しい成功でした
その後、親魚と同居させてからも大きなトラブルはなく、稚魚たちは思いのほか順調に成長してくれています

現在見える範囲では10匹強ほどが確認できていますが、どうやら半分ほどは落ちてしまったようです。ただ、フィルターやヒーターカバーの内側に隠れている個体もいるため、実際の生存数はもう少し多い可能性があります。オトシンは隠れ上手なので、こうした“かくれんぼ”はよくあることですね
それでも、残った個体たちはしっかりと体格が整ってきており、購入時の親魚サイズに近づいてきています。この調子でいけば、来年の春頃には次の世代のブリーディングに挑戦できるかもしれません。そう考えるだけでワクワクします。自分が育てた個体が次の命をつないでいく――アクアリストとして、これほど嬉しい瞬間はありません。
今回の親魚は、どうやらブリーディング個体として選別されてきたものらしく、アクアリウム環境への順応性が高い印象があります

学生時代に挑戦したときと飼育方法は大きく変えていないのに、ここまでスムーズに産卵まで進んだのは、親魚のポテンシャルが高かったからかもしれません。もちろん根拠のある話ではありませんが、実際に結果が出ている以上、そう考えたくなるのも自然です
ブリーディングは成功と失敗の繰り返しですが、今回のように努力が実を結ぶ瞬間があるからこそ続けられます。オトシンクルス・ネグロの成長記録は、これからも丁寧に追いかけていくつもりです。来年の春、次の世代が誕生してくれたら――そのときはまた嬉しい報告ができると思います


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