こんにちは、モーリーです
過去に、マツモとアナカリスのNO₃吸収力を比較する実験を行いました
その結果、水量の5%を水草にした状態で1か月放置すると、10gのNO₃がゼロになるという驚きのデータが得られました。しかも、マツモには栄養不足らしき症状が見られたため、「実はもっと吸収できるのでは?」という期待すら感じさせる内容でした。そこで今回のテーマは、より踏み込んだこちら。
今回のテーマ
マツモが吸収できるNO₃の“最大値”はどこなのか?
水槽でマツモを使う以上、
「どれくらいの量を入れれば、どれくらいNO₃を吸ってくれるのか」
これは実用上とても重要です。
なぜなら、栄養不足でマツモが枯れると逆に水質悪化のリスクが高まるからです。
魚のいる水槽に導入するなら、適正量を知ることは欠かせません。
実験の目的
- マツモが吸収できるNO₃の限界値を知る
- 水質浄化と鑑賞性のバランスを探る
- 実用的な「マツモの適正量」を見つける
材料と方法
前回は300mlの小規模実験でしたが、今回はより実用に近づけるため水量1Lで検証します。
●使用するもの
- マツモ:10g(表面の水分をしっかり拭き取った状態)
- 飼育水槽の水:1L
- 計量器
- 各種水質テストキット(TDS、pH、GH、NO₃、PO₄)
●手順

マツモ10gを容器に入れ、飼育水を加えて500gに調整

別に飼育水だけを500g用意

2つを合わせて1Lの検証水槽を作成
南側の窓際に設置(直射日光なし)
スタート時の水質
使用したのは、モーリー家の熱帯魚水槽の水。
検査項目は、TDS・PH・GH・NO3・PO4です
TDSの測定結果:300<
PH:7~8
GH:16

NO3:50mg

PO4:0.25mg

NO₃が50というのは、一般的な水槽としてはやや高め。
マツモの吸収力を試すにはちょうど良い条件です。
カリウムを補給する理由

NO₃の吸収には、リン(PO₄)やカリウム(K)が関係していると言われています。
特に水槽ではカリウム不足が起こりやすいため、今回はテトラ・フローラプライドを添加してKを補給しました。
この製品には微量元素も含まれているため、マツモの健全な成長をサポートする狙いもあります。
水量の5%は“非現実的”だった
前回の実験後、実際の水槽で「水量の5%をマツモにする」ことを試みました。
しかし、水量の1%程度でも水槽の大部分がマツモで埋まるという事態に。
つまり、
5%は現実的ではない
ということが分かりました。
今回の実験では、実際の水槽運用を見据えた「現実的なライン」を探ることも目的のひとつです。
鑑賞性と浄化力のバランスを探る
マツモは水質浄化に優れた水草ですが、
「水槽がマツモだらけで見た目が悪い」
という悩みもよく聞きます。
今回の実験でNO₃吸収の限界値が分かれば、
- どれくらい入れれば水質が安定するのか
- どこまでなら鑑賞性を損なわないのか
- 枯れさせずに維持できる量はどれくらいか
こうした“実用的な指標”が見えてくるはずです。
今後の展開

今回の実験はスタートしたばかり。
今後、
- NO₃の減少スピード
- マツモの成長具合
- 栄養不足の兆候
- PO₄やTDSの変化
などを追いながら、マツモのNO₃吸収力の限界を探っていきます。
結果は後日、詳しくレポートする予定です。
マツモを使った水質管理に興味がある方は、ぜひ次回もチェックしてみてください。


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