こんにちは、モーリーです。
今回は、私が実際に挑戦した nothobranchius eggersi makurunge のブリーディング体験を、少し踏み込んでまとめてみました。
ブリーディングした個体の動画があります。よろしければご覧ください
Killifish(nothobranchius eggersi makurunge 2019-19)
エガーザイは“上級種”と呼ばれることが多いですが、実際にロケーション付きのマクルンジを繁殖してみて、まさにその理由を体感しました。美しさと難しさが同居する、非常に奥深い種だと感じています。
―結論:魅力は深いが、確かに“上級者向け”だった―

■ 難しさを感じた理由①:卵がとにかく消えやすい
まず最初にぶつかった壁が 卵の消失率の高さ でした。
休眠期間中、他のノソブランキウスではほとんど起こらないような割合で卵が消えていく。
「確かに採れていたはずの卵が、気づくと減っている」
そんな状況が何度もありました。
卵の状態が安定しにくいのか、あるいは採取年が浅いワイルド系統特有の繊細さなのか…。
理由は断定できませんが、“卵の管理が難しい種” という印象は強く残りました。
■ 難しさを感じた理由②:稚魚が落ちやすい
もうひとつの壁は 稚魚の弱さ です。
孵化直後の稚魚はとても可愛いのですが、水質変化に対する耐性が低いようで、
・水換え量が多い
・水換えの頻度が高い
このどちらかに当てはまると、翌日にポツポツと落ちてしまうことがありました。
「慎重にやっているつもりでも落ちてしまう」
そんな経験をした方も多いのではないでしょうか。
特にマクルンジは、他のノソブランキウスよりも“水換えの影響を受けやすい”と感じました。
しかし、ある程度育つと一気に丈夫に

ただし、ここを乗り越えると一気に世界が変わります。
色がしっかり出てくるサイズまで育つと、
・エサ食いが良い
・水換えにも強くなる
・繁殖行動も活発
と、一気に“飼いやすい魚”へと変貌します。
特にオスの発色は見事で、苦労して育てたぶん、その美しさがより心に響きます。
マクルンジには「2つの壁」がある

私が感じたマクルンジのブリーディング難易度は、次の2点に集約されます。
● 壁①:卵が消えやすい
休眠中の管理がシビアで、数が読みにくい。
● 壁②:稚魚が落ちやすい
水質変化に弱く、慎重な水換えが必須。
この2つの壁を越えた個体だけが生き残るため、結果的に“強い個体だけが残る”という印象もありました。
「採取年の浅い種は難しい」という噂は本当かもしれない
キリーフィッシュ界隈では、
「ワイルドからブリードされて日の浅い系統は難しい」
という話を耳にすることがあります。
今回マクルンジを繁殖してみて、私はこの噂を“体感として理解できた”気がします。
・卵の不安定さ
・稚魚の繊細さ
・個体差の大きさ
これらは、まだ系統として安定していないことが影響しているのかもしれません。
もちろん推測の域を出ませんが、こうした“謎”も含めて、ノソブランキウスの魅力だと感じています。
まとめ:難しいけれど、挑戦する価値のある種

マクルンジのブリーディングは確かに難しい部分があります。
しかし、その難しさを乗り越えた先にある
鮮烈な発色と、生命力あふれる姿
は、他の種では味わえない感動があります。
「簡単ではない。でも、挑戦する価値がある」
それが、私がマクルンジから受け取ったメッセージです。
これから挑戦する方の参考になれば嬉しいです。
また新しい発見があれば、随時シェアしていきます。


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