こんにちは、モーリーです。 今日は、アクアリウムをやっている人なら一度は悩むであろう「水質調整」のお話です
先日、我が家に導入した ウォーターメーカープロ を使って、ついに TDS1 の超純水 をつくることに成功しました。 「やった!」と思ったのも束の間、想定外の問題が発生しました
想定外だったのは “pHの低さ”

できあがった純水の pHが4〜5。 これは弱酸性というより、ほぼ酸性寄り
普段、モーリー家の水槽は pH7前後。 水道水は pH7.5〜8 なので、うっかり純水をドバッと入れてしまうと pHショックのリスクが高い のは明らかです
「これは危ない…いつか絶対やらかすやつだ…」
そう思った私は、 “TDS50・pH6.0” の理想の水 をつくるための調整方法を探ることにしました
まずは「水道水で希釈」してみた


今回の実験材料はこちら
- ウォーターメーカープロでつくった TDS1 の純水:400mL
- 水道水(TDS100・pH7.5〜8)

TDSは単純な希釈で計算しやすいので、 「純水400mLに水道水400mLを混ぜれば、TDS54になるはず」 という狙いで 2倍希釈を実施

● TDSの結果

→ ほぼ計算通り、TDS60に
ここまでは順調。
● pHの結果

→ 6.5〜7.0 と予想より高め
私は「純水4.5 + 水道水7.5 = 中間の6.0くらいになるのでは?」と期待していましたが、実際は 1.0 ほどアルカリ側に寄る という結果に
なぜ pH は “中間” にならないのか?
pHは「水素イオン濃度」の指数であり、 TDSのように単純な足し算・割り算では動かない のがポイント

さらに、水道水には
- 炭酸塩硬度(KH)
- 緩衝作用(バッファー)
があるため、 pHを中性〜弱アルカリに保とうとする力が強い のです
そのため、純水を混ぜても 「水道水のpHに引っ張られる」 という現象が起きます
結論:TDSとpHを“希釈だけで”同時に狙うのは難しい
今回の実験でわかったことは以下の通り
- TDSは希釈倍率にほぼ比例して変化する
- pHは水道水の緩衝作用により、期待通りには動かない
- 純水×水道水のブレンドだけで理想値を作るのは難しい
つまり、 TDSは計算で作れるが、pHは別のアプローチが必要 ということです
次のステップ:pHをどうコントロールするか?
TDSは狙い通りに調整できることがわかったので、 次は pHを意図的に動かす方法 を探る段階に入ります
今後検討したいのは以下のような方法
● ① pH調整剤(弱酸)を使う
リン酸・クエン酸・pHダウン剤など。 ただし、TDSが上がるので入れすぎ注意
● ② 流木・ピート・アーモンドリーフで自然に下げる
自然派の方法。 ただし、色がつく・TDSが上がるなどの副作用も
● ③ KHを下げて“緩衝力”を弱める
KHが高いとpHが動きにくいので、 KHを下げることでpH調整がしやすくなる
● ④ 純水に“微量ミネラル”を添加して狙いのpHに寄せる
アクアリウム用のミネラル添加剤を使う方法。 TDSとpHの両方をコントロールしやすい
まとめ:水質調整は「科学実験」そのもの
今回の試行錯誤を通して、 水質調整はまさに 小さな化学実験 だと改めて感じました。
- TDSは計算で動く
- pHは緩衝作用で思い通りにならない
- 理想の水を作るには“複数の要素”を理解する必要がある
アクアリウムは奥が深い。 だからこそ面白い
これからも TDS50・pH6.0 の理想の水 を目指して、 実験を続けていきます
同じ悩みを持つアクアリストの参考になれば嬉しいです


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