こんにちは、モーリーです
アクアリウムをやっていると、「水をどう作るか」という問題に必ずぶつかりますよね。特にブリーディングを本気でやろうとすると、TDSやpHの微調整が成功率を大きく左右します
今回は、私が最近取り組んでいる“理想の水づくり”の実験結果をまとめました。 結論から言うと、ウォーターメーカープロでTDSゼロの水を作り、希釈してからBRITAに通すと、TDS50〜70・pH6.0前後の水が作れるという手応えを得ました
アクアリストの方にはかなり有益な内容だと思います
ウォーターメーカープロでTDSゼロの水を作る
まずはウォーターメーカープロを使ってTDS0の純水を作成。 この装置は400mlずつしか作れないものの、TDSを完全にゼロにできるのが魅力です
次に、水道水のTDSを測定し、目標値に近づくように希釈比率を計算。 この工程は慣れてくると計算がスムーズになり、狙ったTDSにかなり近づけられるようになりました
しかし、ここで問題が発生します
希釈するとpHが上がりすぎる問題

TDSは狙い通りに調整できるのですが、希釈後の水を測るとpHが高くなりすぎるという課題が出てきました。
pH6.0前後の弱酸性の水を作りたいのに、実際には7.0近くまで上がってしまう。 ブリーディング目的の魚種によっては、この差が致命的になることもあります
そこで、過去の実験ノートを見返していて、あることを思い出しました
BRITAを通すとpHが下がるという事実
以前、BRITAでろ過した水のTDSとpHを測定したことがありました。 その結果、
- TDSはほとんど変化しない
- pHは下がる
という性質があることを確認していました。
つまり、
「ウォーターメーカープロでTDSゼロ → 水道水で希釈 → BRITAでpH調整」
という流れで、TDSとpHを同時に狙えるのでは? という仮説が浮かびました。
実際に検証してみた

先日、ウォーターメーカープロの水を2倍希釈して800mlの水を作成。 これをBRITAに通し、TDSとpHを測定しました。

結果は以下の通りです。

- TDS:64 わずかに上がったのは、BRITA内部に残っていた水が混ざった可能性あり
- pH:6.0〜6.5 試薬の色は6.0寄りのイエローで、かなり理想に近い

この結果には正直驚きました。 TDS65・pH6.5前後という、ブリーディングに最適な水がほぼ狙って作れたのです
理想の水づくりに近づいた実感
この方法が安定すれば、特定の魚種に必要なTDS・pHを再現できる可能性が高まります。 特に、ディスカス・アピスト・ビーシュリンプなど、繊細な水質を要求する生体には大きな武器になるはずです
ただし…手間はとんでもない
ここまで読むと「すごい方法だ!」と思うかもしれませんが、実際はかなり手間がかかります。
- 水道水のTDS測定
- ウォーターメーカープロで純水作成(400mlずつ)
- 希釈比率を計算
- BRITAに通す
- pH測定
さらに、水換えが10Lともなると、ウォーターメーカープロでは現実的ではありません。 カートリッジ1本で作れる量も20〜30L程度なので、小型水槽向けの方法と言えます。
大量の低TDS水が必要ならROが現実的
ウォーターメーカープロは優秀ですが、処理量の問題から10L以上の水換えが必要な水槽には不向きです。
大量の低TDS水を安定して作るなら、やはりRO(逆浸透膜)が現実的でしょう。 pH調整はマジックリーフや調整剤など選択肢が多いですが、TDSを下げる手段はROがほぼ一択になります
まとめ
今回の実験で得た結論は以下の通りです
- ウォーターメーカープロでTDS0の水を作れる
- 希釈でTDS調整は可能
- pHは希釈で上がりすぎる
- BRITAを通すとpHだけ下げられる
- 結果としてTDS50〜70・pH6.0前後の水が作れる
- ただし手間が膨大
- 大量の水が必要ならROが現実的
小型水槽でブリーディングを楽しむ方には、かなり有効な方法になると思います


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